メインテート服用で起こる危険な副作用

メインテートの主成分はビソプロロールフマル酸塩といって、心拍数を抑えるβ遮断薬です。心臓の拍動は交感神経の働きで増加しますが、メインテートは交感神経のβ1受容体を遮断し、神経の興奮を心臓に伝えないようにします。この作用で心拍数が減り、心臓を休ませることができます。β遮断薬は高血圧の改善に効果があるほか、現在では慢性心不全の治療にも用いられています。

交感神経は他にも呼吸を速めるなどの働きを持っていますが、メインテートは心臓だけに作用するため、喘息などの副作用が少ないとされています。ゆるやかに吸収され、ゆるやかに排出される薬で、半減期が長いという特徴があります。半減期が長いことは、持続性が高いことに繋がります。高血圧を治療する場合、メインテートは通常1日1回、1錠だけを服用します。ただし症状によっては服用量を増減する場合もあります。

メインテートは心臓の働きを抑える薬なので、効き過ぎると血圧が極度に低下し、危険な状態になる可能性があります。具体的には息が苦しくなったり、めまいがしたり、気を失ったりすることがあります。心拍数が1分間に50回以下になったら要注意です。慢性的な副作用としては、疲れやすくなったり、むくみが出たり、体重が増加したりする場合もあります。いずれも心臓が十分に働かないことから起こると考えられます。

慢性心不全の場合は、適度に心臓を休ませて長持ちさせるため、メインテートが処方されることがあります。しかし急性心不全でメインテートを服用するのはタブーになっています。また妊娠中や授乳中の方が服用するときは、医師と十分に相談する必要があります。ほかにも飲み合わせの悪い薬が多いため、別の薬を服用中であれば、必ず医師に告げるようにしてください。